地図があると、どこかに行くときに、とても便利です。
だから、ぼくは昔は、地図が本になったものなど、本屋さんでいろんな種類のものを買っていました。
そして、行き先やルートに、赤ペンで書き込んだりしたことがあります。
時々、空想にふけりながら(笑)
今はスマホのアプリがあるので、地図も必要なところだけ見ることができます。
最近は、車にナビもついていたりします。
車が右に行ったり、左に行ったりしても、地図も自動的に向きを変えてくれるので、とても便利ですね。
時には、立体的に見せてくれたりとか。
気がついたら、昔のように、本屋さんで地図を買わなくなりました。
今、地図の本は、どうなってるんだろうと手にとってみたくなりました。
☆
海図とか、天気図とかも地図みたいなものですね。
祖父は船乗りでした。
ラジオから流れる情報を耳で聞いて、白い地図の上に、とても丁寧に海図を描き、そこに風の向きとか、波の高さとかを書いていました。
海の上には建物はありませんから、地図の上に描いた航路と羅針盤が頼りでした。
祖父にとって、地図は命を守るためのものだったのだと思います。

人は、地形や風景が変わらないものと考えて地図を作ります。
今ぼくが見ている世界は、自分の心が描いている世界です。
この世界はこれから、海や、空の雲のように刻一刻と変わっていく世界になります。
その世界は、雲が流れるように、時とともに移ろいでいきます。
心の声を聞きながら、地図を描いてみようと思います。
今、この胸の中にいつも、常に新しい地図を、描き続けます。
最近のコメント